こんな基礎体温は要注意!5つのグラフ別ガタガタの原因
基礎体温をはかっていると、体や心の不調が見えてきます。体が冷えていたり、ストレスを抱えることで体のバランスが崩れて、基礎体温がガタガタに乱れてしまうことがあります。
1日〜2日乱れただけでは、寝不足や体調不良が原因で大きな問題がない場合も多いです。ですが、2〜3ヶ月基礎体温をつけ続けていると「あれ? おかしいな」と感じることが出てくるかもしれません。
基礎体温は継続してつけることで、体の不調を知ることができます。「一般的な基礎体温のグラフとちょっと違うぞ」と思ったら、ちょっと注意してみてください。
理想的な基礎体温
基礎体温は「低温期」と「高温期」の2層に分かれています。低温期は生理から排卵日まで、高温期は排卵日から次の生理までです。
基礎体温をつけていると、自分自身では気づいていない体の不調を知ることができます。基礎体温が正常かどうかを知るには、以下の3点を気にしてみてください。
- 低温期から高温期へ3日以内に移行している
- 低温期と高温期で差が0.3度以上ある
- 高温期が12〜14日続いている
要注意! 基礎体温
上にあげた理想的な基礎体温に当てはまらない場合は、妊娠しにくい体質になっていたり、体調を崩している可能性があります。自分にあてはまる「要注意! 基礎体温」があれば、基礎体温表を持って病院でみてもらうと安心です。
ただし、基礎体温は睡眠不足やストレスでも乱れてしまうことがあります。基礎体温が乱れてしまったときの原因が分かれば、メモを残しておきましょう。2〜3ヶ月分の基礎体温表があれば、おおよその判断がしやすいそうです。
基礎体温がガタガタ
高温期なのに低温期並みの体温になることがあるなど、グラフがガタガタになっていると排卵がされていない「排卵障害」の可能性があります。ストレスや無理なダイエット、睡眠不足などが原因で、排卵障害がおこるといわれています。
ですが、基礎体温がガタガタになってしまうのは、はかり慣れていないからということも考えられます。まずは、基礎体温のはかり方を見直してみてください。
- 睡眠時間を4時間以上とる
- 同じ時間にはかる
- はかり終わるまで体を動かさない
- 舌の下にある筋にあてるようにする
私自身、最初のころははかり慣れていなくて、基礎体温がガタガタでした。子どもが先に起きて、基礎体温をはかる前に体の上に乗ってきて体を激しく動かしてしまったり……。
3ヶ月くらい安定しなくて、子どもが起きる時間の前に目覚ましをかけてはかるようにしたら基礎体温が安定しました。それでも夜更かしして睡眠時間が短いと、高温期なのに36.5℃以下の基礎体温になってしまうこともあります。
基礎体温はちょっとしたことで影響を受けてしまいます。規則正しい生活でストレスをためないことを心がけてみてください。
高温期がない
高温期がなく低温期がずっと続く場合は、排卵をしていない「無排卵」の可能性があります。
無排卵の原因は、ストレスや無理なダイエットといわれています。思春期に過度なダイエットをして「生理がこない」と言っていた友達がいたのを思い出します。
脳にある視床下部が、ストレスや無理なダイエットによって正常に機能しなくなることで、排卵をうながす黄体ホルモンを分泌させる指令をうまく出せなくなってしまうのです。
生理があったとしても、排卵していない(無排卵月経)ことがあるので、妊娠を希望しているのであれば早めに医師の診察を受けるようにしてください。
低温期と高温期の差が少ない
一般的に低温期と高温期で差が0.3度以上あれば正常といわれています。
高温期と低温期の差がそれよりも少ない場合は、卵胞が未成熟で黄体ホルモンの分泌が悪い「黄体機能不全」の可能性があります。
高子宮内膜を厚くして、赤ちゃんが過ごしやすい環境を作る黄体機能が弱くなっていると、高温期がなく低温期が続くことがあります。黄体機能が弱くなると、着床しにくく、妊娠しづらい体質になってしまいます。
高温期が低い原因は、冷えや貧血などが考えられます。体を温める食べ物を食べたり、飲み物は温かいものを飲む、靴下を履いたり腹巻をして体を温めましょう。

高温期が短い
高温期は12〜14日続いているのが望ましいとされています。
高温期が11日以下の場合は、黄体ホルモンの分泌が悪い「黄体機能不全」の可能性があります。子宮内膜が厚くならず着床しづらい環境になることで、不妊の原因にもなってしまいます。
血行が悪くなり、子宮や卵巣が冷えてしまっているので、体を冷やさないように気をつけましょう。
高温期になるまでに時間がかかる
高温期は排卵があってから通常は3日以内に移行します。ですが低温期から高温期になるまでに時間がかかる場合は、一気に高温期まで体温を上げられないほど体の機能が弱まっています。
ストレスや自律神経の乱れなどが影響して、体が冷えてしまい妊娠しづらくなってしまっているのです。
また、授乳期に排卵を抑制する「プラクチン」というホルモンの値が高く、排卵がうまくできない可能性もあります。授乳期でもないのに、このプラクチンが多く分泌されるのは過度のストレスが原因ともいわれています。
基礎体温がゆっくりと上昇するので、排卵日がわかりにくいのですが、低温期の終わりごろに排卵されていると考えられています。
こんな基礎体温は要注意! まとめ
基礎体温が乱れてしまう原因の多くは、ストレスや冷え、無理なダイエットなどです。私自身も過度のストレスと冷えで基礎体温が乱れてしまっていました。
仕事や子育てで、多くのストレスを抱えながら妊活をしている人もいると思います。なかなか難しいとは思いますが、お休みの日や子どもが寝てからなど、できるだけ自分のための時間をつくってストレスを発散しましょう!
妊活は夫婦でするものです。旦那さんにもお休みの日の家事や育児を協力してもらって、ストレス発散をしてくださいね。将来生まれてくる赤ちゃんのためです! 旦那さんに遠慮しちゃいけませんよ。
体の冷えも妊活にはよくありませんので、体を冷やさないように注意してください。私自身もひどい冷えに悩まされていましたが、妊活サプリを飲んだり、ホットのルイボスティーを愛飲したり、起きたらすぐに靴下を履くようにして生活していたら、半年ほどで改善されました。
葉酸は妊娠1ヶ月前〜妊娠3ヶ月ころまで摂取することで、神経管閉鎖障害になる確率が下がることが厚生労働省により発表されています。
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